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PSA高値・PSAが高いと健診で指摘

みなさんこんにちは。今回の記事は、PSAが高いと言われた方にご覧になっていただきたい記事です。

泌尿器科を受診してPSAが高いと言われた、検診でPSAが高いと指摘された、というようにこれらのシチュエーションでPSAの値が高いと指摘されて心配になられる方がほとんどだと思います。

なんとなくPSAは前立腺がんに関連しているということは皆さんご存知かと思います。

そもそもPSAが高いとどうなるのか、PSAが高いとどんなことが心配になるのか、PSAが高い場合にはどうすれば良いのか、などということについてこの記事では詳しく説明していきます。

◆目次◆

1 そもそもPSAとは
2 PSAが高くなる要因とPSAが高くなる疾患
3 PSAが高い場合にどうすれば良いのか
4 PSAが高い場合に必要な検査
 4-1 採血
 4-2 超音波検査
 4-3 尿検査
5 PSA高値になる疾患について
 5-1 前立腺がん
 5-2 前立腺肥大症
 5-3 前立腺の炎症
6 診察費用

1 そもそもPSAとは

PSAとは「Prostate-Specific Antigen」という名称で、Prostate(前立腺) Specific(特異的な)Antigen(抗原)「前立腺特異抗原」の略語になります。

前立腺特異抗原といって、前立腺に特有の前立腺にしか含まれていない酵素をPSAと呼ばれています。つまりPSAは身体の中で前立腺にしかない物質なのです。これが血液中にどれくらい入っているかを調べてこの値が高いと前立腺癌を疑うことにつながります(その理由の詳細については後述します)。前立腺がんのマーカーとして使われています。

PSA検査は血縁に前立腺がんがある場合は40歳以上から2年に1回、それ以外の方は50歳以上からの検査で十分です。

2 PSAが高くなる要因とPSAが高くなる疾患

前述したようにPSAというのは前立腺がんに特有の物質ではなく、前立腺の中に含まれている物質なので前立腺がんでなくとも高くなることがあります。

前立腺がんだとなぜ値が高くなるのかを説明致します。癌細胞は正常の細胞を食い破ってどんどん侵食していきます。その際に血管を破ります。細かい血管を破るとその箇所から前立腺の中の物質が血液の中に溶け出していくため、PSAの値が高くなってしまうのです。

他にも高くなる原因としては、前立腺肥大症があります。前立腺が大きくなると血管の中に、ある程度前立腺の組織が漏れ出てくるのでPSAの値が高くなります。また、前立腺の炎症(前立腺炎と呼ばれます)でも細菌が感染しているので正常な組織が破壊されPSAが血液中に溶け出すことによって、前立腺がんの時よりも値がはるかに高く上がります。これらの要因によってもPSA値は高くなります。必ずしもPSAが高いから癌であるということではないので、臨床症状や超音波検査、尿検査などから泌尿器科の専門医のもとで見極めることが大切です。決して自己判断をせず泌尿器科専門医に相談しましょう。

3 PSAが高い時にどうすればいいか

泌尿器科で指摘されている場合はそのまま泌尿器科の先生に診てもらえるので問題ないのですが、検診などで偶発的に見つかってしまった場合は泌尿器科を受診しましょう。大きい病院である必要はありません。クリニックでも十分な検査・診断ができます。あくまでも泌尿器科専門医の適切な判断を受けることが重要です。

4 PSAが高い場合の必要な検査

4.1 採血検査

PSAの値は一時的に上昇してしまうことがあります。前立腺に外部から刺激があった場合、例えば自転車に乗ったときなどに前立腺部分に刺激が加わることで一時的に上昇することがあります。PSAの上昇が癌の場合だと、一時的ではなく常に高いという特徴があります。一時的の上昇なのか、常に高いのかを判断するためもう一度採血します。再度採血をしてもPSAが高い場合には、ガンの疑いが強くなります。ただ、PSAは一時的に上昇している方が非常に多いのが事実です。PSAを再検査して、値がまだ上昇しているのか、正常に戻っているかどうかを判断することが大切です。

4.2 超音波検査

超音波検査では前立腺の大きさがわかります。前述の通り前立腺肥大があるとそれだけでPSAの値が高くなるので、超音波で前立腺の大きさがわかれば、PSAの値が異常な数値であったとしても、前立腺の大きさから妥当な数値であるかどうかがわかります。正確には前立腺の大きさ(ml)に0.15を掛算した値を下回っていれば妥当な値と言えます。例えば、正常の前立腺の大きさは20ml以内が基準ですが、前立腺肥大を伴う50mlの前立腺があったとします。その場合はPSAが50×0.15=7.5以下であれば積極的に前立腺がんを疑わないということになります。ここで、前立腺と大きさが50mlでPSAが6.0の方がいるとします。その場合、PSAの正常範囲は4.0以下なので、PSAは正常範囲内ではないけど前立腺の大きさから考えると癌は積極的に疑わないということになります。

また超音波検査では前立腺がいびつな形になっていないかを調べます。癌の場合ですといびつな形になっているため綺麗な形になっているかを調べることができます。

4.3 尿検査

感染だとか炎症を疑う場合は尿検査を行うこともありますが、PSA高値の場合には基本的に尿検査はしないことが多いです。

5 PSA高値になる疾患について

5.1 前立腺がん

前立腺がんは現在、日本人男性の罹患率(癌と診断されて人の割合)第2位になっていて、2025年には第1位になると言われています。前立腺癌はアメリカでは罹患率が第1位なので日本での食の欧米化が非常に強く関わっていると考えられてます。

ただし日本での死亡率は非常に少なく、死亡率は6位となっています。前立腺がんに罹っている人は多くとも前立腺がんで亡くなっている人は少ないということです。ですので前立腺がんに罹ったとしても、高い確率で死に直結する癌ではないので、それほど驚く必要はありません。前立腺がんではない病気で亡くなった方を解剖した結果、三人に一人は前立腺がんを持っていたことが判明しました。前立腺がんを持っていても、死に至る原因がそれではない人がたくさんいるというということです。

前立腺癌(前立腺腫瘍)

前立腺がん、の治療にはPSA監視療法・手術療法・放射線療法・内分泌療法(ホルモン療法)があります。最近ではロボットを使用した手術療法が有名で保険適用にもなっています。ただ、放射線療法も手術療法も勃起不全や尿漏れなどの合併症と繋がっているので行うには慎重な判断が必要になります。また、前立腺がんは男性ホルモンを抑えるホルモン療法が非常に効きます。そして前立腺がんは非常に穏やかに進行するので何も治療を施さないという選択もあります。

5.2 前立腺肥大症

前立腺肥大症は50歳以上の男性がかかる疾患です。頻尿や尿の勢いがないなどの症状が初期に起こります。進行すると尿が全く出なくなってしまう尿閉となってしまう状態になります。基本的に症状がある場合は内服治療を行います。内服治療でも症状のコントロールが不十分な場合に手術を行います。手術はレーザーや電気メスを用いた経尿道的前立腺切除術で内視鏡の手術なので体の皮膚を切ったりといったことはほとんどありません。

前立腺肥大

5.3 前立腺の炎症

前立腺炎には急性前立腺炎と慢性前立腺炎があります。慢性前立腺炎ではほとんどPSAの上昇はみられません。急性前立腺炎は排尿時痛や発熱が見られます。急性前立腺炎と判断した場合には抗生物質を投与します。おしっこが出にくい場合には尿道カテーテルを挿入したりすることもありますが、基本的には抗生物質の投与だけで治ります。ただ、急性前立腺炎になる背景として前立腺肥大症を合併していることが多く、急性前立腺炎の治療後に前立腺肥大症の治療を行うことが多いです。

慢性前立腺炎の治療は漢方薬の投与が著効します。

検診でPSAの値を指摘される方は非常に多いのですが、PSAの値が高いからといって必ずしも前立腺がんということではなく、ほとんどの場合が前立腺肥大や何も異常がないといったケースなのですが、その判断をご自身でされることは危険ですので、PSA高値を指摘された方は一度お近くの泌尿器科へ受診してください。当院でもいつでもご相談を受け付けております。

当院は泌尿器科専門の保険診療を行ってるクリニックであり、プライバシー管理と感染予防対策を徹底しております。

老若男女気軽に受診出来る環境を整えております。

6 診療費用

当院は全て保険診療です。
初診の診療費用は薬代を除き、およそ下記のようになります。(3割負担です)

尿検査のみ 2000円前後
エコー検査のみ 2500円前後
採血+尿検査 3500円前後
採血+尿検査+エコー検査 5000円前後

当院は泌尿器科専門の保険診療を行ってるクリニックであり、プライバシー管理と感染予防対策を徹底しております。
老若男女気軽に受診出来る環境を整えております。
泌尿器科疾患でお悩みの方は是非お気軽に東京泌尿器科クリニックまでご受診下さい。

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